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12歳年下の旦那さんとの甘い生活
第38章 神戸港ウィークエンド花火

その時にもオープニングムービーも
新郎新婦に依頼されて作ったりしたので、
その要領はわかってるのでと
なんとも頼もしい感じなんだけど。
その後も色々とこまごまとした事を
相談して、また来月の打ち合わせまでに
決めておくことも相談して。
オーシャンプレイスさんとの
打ち合わせも無事に終わって。
『さ、巴。今日のノルマも済みましたし。
これからは自由時間ですよ?
モザイクの方に戻って、
クリスマスマーケット見に行きましょうか』
クリスマスマーケットは14時からで
時間は15時半を過ぎていたから。
メリケンパークから、モザイクまで
またトコトコとベイサイドの
景色と海風を感じながら歩いて戻って。
この辺りは雰囲気が良いから
歩ているだけでもデートって感じがする。
港斗君と付き合う前に乗った
港巡りの船を見ながら歩いていると
旦那さんの視線は…私とは反対の
ラ・スイートの方を見ていて。
『うちの両親は、ラ・スイートに
前日と当日は泊まるつもりみたいですよ』
「って…それは…、奏多君も一緒に?」
『流石に奏多も…イチャイチャしてる
両親と同じ部屋は…って遠慮して
当日に…来るって言ってましたよ。
西宮から電車で来るって言ってましたから。
もう…12月ですもんね、来月には
もう…来年になっちゃうますし。
3月なんてあっと言う間ですよ…きっと』
結婚式場のブライダルフェアに
参加して契約した時には…、
まだまだ先って気がしてたけど。
こうして……3回目の打ち合わせを
終えてみるとあっという間だなぁって。
「そうだね……3月には
コンチェルトで結婚式するんだもんね…」
『僕と巴の名前も…、
コンチェルトに残りますね』
もし…自分があのまま…
惰性みたいにして付き合ってた
雄介さんと結婚していたら…。
結婚式なんてしなくていいだろって
言われて…終わってたんだろうなぁって。
お金…それなりに稼いでた人なのに、
お金がかかる事…とか…、
面倒くさい事……嫌がる人だったし。
そう言う手間とか、労力を
私に掛けたくないって感じだったし…。
付き合ってやってるんだぞって
そんな空気が態度に出てたしな…って。

