この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
ママ活
第6章 幸せにしてくれるのはママ?

 そんな佐和子の起き抜けは、昼間の彼女からは想像つき難いことにぐずり気味。

 結果、今朝は明咲も道連れになり、キッチンに立てなくなったのだ。


 亜純とは、未だ会えていない。

 その間、存外に、明咲は佐和子に満たされていた。





 破格のランチ代は保留にして、明咲は佳歩と食堂を訪ねた。

 例の従業員の影響か、賑わっている。

 食券売り場で、議論する。
 何を頼めば噂の従業員の腕を確かめられるか。

 結果、二人が決めたのは同じメニューだ。


「シンプルこそ誤魔化しにくい。焼き魚定食は、判断材料が揃っているわ」

「そう言えばお母さんも、白米の炊き加減だけは最高だったな」

「自炊出来る人だったの?今、人物像ぶれたかも」


 行列も半分ほど進んだところで、つと、明咲は実家にいた時分を思い出した。

 すれ違った二人組の会話が、明咲に綺美果を連想させたのだ。
 彼女ら曰く、食堂の白米も美味しくなったらしい。…………



「いらっしゃいませ、お疲れ様です!福田さん、ちくわの磯辺揚げ、おまけしておきます。内緒ですよぉ?」

「覚えていて下さったんですか、僕が磯辺揚げ好きなこと……」

「お姉さん、味噌汁、大盛りお願いします。お姉さんが仕込んだんでしょ?奥さんに教えてやって欲しいな。この味噌汁、最高です」

「森口さん、そんなこと言ったら奥さんが可哀想です。でも、レシピは渡しておきますね」

「お姉さん、私にもレシピ下さい。豆腐ハンバーグが良いです」



 受け渡し口が近づいてきた。

 噂は事実だったようだ。
 話題の中心人物は、早くも常連社員達の顔と名前まで把握している。


「二名様、焼き魚定食ですね、お待たせしまし──…」


 明咲を見るなり、カウンターにいた三角巾を被った女が言葉を失くした。

 数秒遅れて、明咲もおそらく彼女と同じ表情になった。


「お母、さ、……」

「あら、明、咲……」


「えっっ!!?」


 仰天したのは、佳歩だ。
 はたとした様子で俯いたところからして、彼女自身、自分の声に驚いたのだろう。
/229ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ