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第26章 飛天の舞

　新しく登用・昇進した官吏の中には、キム・ソンギの名も見えた。この王の若い頃からの盟友は一躍吏曹正郎の要職に配置され、数年後には都承旨に躍進する。




　余談ではあるが、直祖は即位後、何年経っても、時にはこの友人と二人でお忍びで町へ出て酒幕に行った。酒幕は酒も出す食堂であり、遊廓とは違う。もちろん遠くから護衛はついているものの、王はソンギと二人で酒を酌み交わしながら、殊の外愉しげであった。