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第29章 『ロールプレイングの下準備』

立っているのが…辛そうな…真奈美に
そう問いかけると…首を縦に振る。
真奈美の身体を抱き抱えると、
そのまま寝室のベッドまで運んで
真奈美の身体をベッドの上に降ろした。

降ろした真奈美の身体の上に
仁が覆い被さると…。

「あっ…待って…仁さん……
あの…、今日の…お仕事は…っ…」

僕が自分の身体を使って
女性を喜ばせる事で
報酬を貰っているのは
助手をしてる真奈美ちゃんは…
重々に知っている事だし。

これが…僕の商売道具だって言うのも…
理解は…してるし…、真奈美ちゃん
自身も…小さい子供の頃から…
そうやって…”生きる”事を
経験して来た…口…の…タイプだから。

僕が真奈美ちゃんに…こうする事で
疲れないかとか心配してくれていて。

『大丈夫だよ、予約は…あるけど
今日のお客さんは手とオモチャ使って
マッサージするだけ…だから。
それに…これも…約束したでしょ？』

真奈美ちゃんに…こうするのも…、
前に…真奈美ちゃんと…約束した事だし。

真奈美の唇に自分の唇を重ねた、
僕がしたキスを真奈美ちゃんが受け入れて。
お互いの唇と舌を求めあうようにキスをする。