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因果応報
第8章 暗転
翌週に予約が取れて、脳ドックに行って、
その二週間後に会社宛に届いた結果に呆然としてしまった。


動脈瘤疑い
要再検査
ご丁寧に紹介状まで入っていた。


コーヒーを持ってきてくれた松本杏奈が、

「大丈夫ですか?」と、そっと声を掛けてくる。



「再検査だって。
脳ドック…」と言いながら、
アタシの手は震えていた。


「えっ?」


「ほら、これ…」と言いながら、
アタシは泣いているみたいだった。


「失礼します」と言いながら、
松本杏奈は検査結果をざっと見ると、

「かかりつけの病院で、
脳外がある大きい処、ありますか?」と言う。


「いやー、特には…」
と答えると、

「ちょっと調べて来ますね?」と小さい声で言うと、
自分の席に戻る。


そして、メールで近隣の大学病院などをいくつかリストにして送ってきて、
「ご自宅から通い易い処が良いと思いますので、
参考になさってくださいね」
と書かれていた。


「ありがとう」とだけ返信して、
一番近そうな病院を選んで、
外来の予約をする為に、携帯を握り締めて屋上に行った。
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