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因果応報
第7章 狂う歯車
この前は給料日前だというのに、
金曜日に店に行った。
また、あの、水商売の若い女が来ていて、
翔くんはちょっと会釈しただけで、その女の隣に座ったままで、
アタシの席についたのはこの前のオネエ言葉で話すオジサンだった。
でも、歳が近いから、
結構話は弾む。
チラチラ観ると、
その女は馴れ馴れしい態度でベタベタと翔くんに触って、
一本のポッキーを両端から啄むように食べてはキスをしているみたいだった。
頭に血が昇ってしまって、
イライラと煙草に手を伸ばすと、
すかさずオジサンが火をつけてくれる。
カルティエのライター。
カレッジリング風のゴツいリングには大きなダイヤモンド。
手首にはロレックスの高そうな時計に金のブレスレット。
「流石やね」
と笑ってしまうと、
「何が?」と歌うように訊く。
「その片手だけで、
ちょっとした車が買えるよね?」
「ああ。
まあ、この仕事、長いからねぇ。
それに比べて、あのコなんて、
G-SHOCKよ?
あり得ないって、オーナーからこの前も怒られてたわよ」と、
翔くんを見て笑うと、
翔くんもこっちを見て、笑い掛けてから立ち上がる。
あの女が帰るみたいで、
翔くんともう一人の男の子が見送りに立つのが見えた。
金曜日に店に行った。
また、あの、水商売の若い女が来ていて、
翔くんはちょっと会釈しただけで、その女の隣に座ったままで、
アタシの席についたのはこの前のオネエ言葉で話すオジサンだった。
でも、歳が近いから、
結構話は弾む。
チラチラ観ると、
その女は馴れ馴れしい態度でベタベタと翔くんに触って、
一本のポッキーを両端から啄むように食べてはキスをしているみたいだった。
頭に血が昇ってしまって、
イライラと煙草に手を伸ばすと、
すかさずオジサンが火をつけてくれる。
カルティエのライター。
カレッジリング風のゴツいリングには大きなダイヤモンド。
手首にはロレックスの高そうな時計に金のブレスレット。
「流石やね」
と笑ってしまうと、
「何が?」と歌うように訊く。
「その片手だけで、
ちょっとした車が買えるよね?」
「ああ。
まあ、この仕事、長いからねぇ。
それに比べて、あのコなんて、
G-SHOCKよ?
あり得ないって、オーナーからこの前も怒られてたわよ」と、
翔くんを見て笑うと、
翔くんもこっちを見て、笑い掛けてから立ち上がる。
あの女が帰るみたいで、
翔くんともう一人の男の子が見送りに立つのが見えた。

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