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ジッパー様
第9章 調教
「さあ、ハルカ。始めようか」

「名前……」

「二人の時はハルカと呼んでいいかい? 僕のことはシンヤと呼んでくれ」

「シンヤ……さん」


 いきなり名前で呼び合うなんて恥ずかしい。でも恋人同士になれたみたいでちょっと嬉しい……。


「さあ、ハルカ。僕のデスクの上に乗って足を開いて、スカートを捲ってごらん」

「あの……本当にここでやるんですか?」


 今、私たちは会社のフロアにいる。
 周りは私たち以外、誰もいない。


「大丈夫だよ、ハルカ。みんなはもう帰ったからね」

「……っ……」


 私はそれでも普段仕事している場所で、しかも片桐部長が仕事しているデスクでエッチなことをするのは気が引けた。


「ハルカ……また抵抗するのかい?」


 片桐部長が冷たい視線を向けてくる。


「そんなんじゃ……。ただ、恥ずかしくて……」

「ハルカは恥ずかしがり屋だね。だけど、今日はちゃんとスカートを履いてノーパンで来たじゃないか。その勇気があれば、できるはずだよ」

「……はい……」


 私は片桐部長の言葉を信じて、デスクの上に座った。そして足をM字に開き、スカートを捲る。





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