この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
ジッパー様
第1章 弱味を握る女
「いちごパフェ」

「は?」


 メガネの女はニヤリと笑った。


「一人で惨めな思いをしてたから、友達のフリをしてあげたの。だからお詫びとして、あたしにいちごパフェを奢りなさい」

「……そんなことをしてくれとは頼んでない」

「え~ケチぃ」

「私は帰る」


 おかしな女と関わるつもりはない。
 この怪しい喫茶店にも二度と近寄ることはないだろう──と思ったのだが、女はクスクスと笑いながら私の免許証を指に挟んで見せつけた。


「いつのまに……」


 ズボンのポケットに入れておいたサイフごと抜かれていた。彼女がさっき私の名前を呼んだのは、免許証でも見たんだろう。


「ね、いちごパフェ、いいでしょ?」

「……」


 私は渋々頷くしかなかった。
 無理矢理奪い取るより、食べたいものを奢れば彼女は気がすむのだと思っていた。



/132ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ