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ジッパー様
第16章 刺激を求めて
「はじめまして、僕セイヤっていいます。よろしゅうなぁ」

「……えっ……、は、はいっ……」


 いきなり自己紹介されて戸惑う。
 彼の喋り方はちょっとイントネーションが違った。関西弁だろうか……?


 セイヤさんはパッと見、ホストみたいだった。ゆるいパーマがかかった茶髪が揺れて、少し垂れ目な瞳が私を見つめてくる。


「あんさんの名前は、なんていうん?」

「……ハ……ハルカ……」

「ハルカちゃんかぁ。かわええなぁ」


 セイヤさんは穏やかに笑った。
 なんだかその笑顔を見ていたら、少しだけ緊張が解けた。


「セイヤ、今から話をする」


 左側から低い声が響いた。
 途端に緊張が走る。



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