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第2章 喘ぐ女たち

「……アアッ……」


　その時、壁の向こう側から誰かの喘ぎ声が聞こえた。耳をすませば、あちこちから女たちの喘ぎ声が聞こえる。


「……あっ……」


　目の前のメガネ女がビクンッと身体を震わせた。


「！」


　またあの白い手が背後の壁から現れたのだ。
　今度は無数の手がメガネ女の身体を撫で回し、メガネ女の服を脱がしていく。


「……ッ……」


　それでもメガネ女は何事もないようにいちごパフェを口に運んでいた。しかし刺激に耐えられないのか、咀嚼したものを飲み込むことさえできずに口の端からポタポタとこぼしていた。