この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
ジッパー様
第2章 喘ぐ女たち
 いちごパフェとコーヒーが運ばれる。その間もその得体のしれない五本の指は、メガネ女の首もとをまさぐっていた。店員もそれには気づいていない。というより、気づかないフリをしている。


「いちごパフェ、おいしそうね」


 メガネ女はそう呟くと、苺を口に運んだ。
 咀嚼する様子を見つつも、私は首もとにある指が気になって仕方なかった。


 あの手は一体どこから伸びている?
 店内は薄暗いからわかりにくいが、背後は壁なはず。明らかにおかしいのに、店員やメガネ女は気づかないフリをしている。


「……んっ……」


 メガネ女がスプーンをくわえながら、体を震わせた。スプーンをくわえて、必死に声を出すのを我慢している。


「……はぁッ……」


 眉間にシワを寄せながら吐息をはくその表情は、オレンジ色の光に照らされて、やけに色っぽかった。



/132ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ