パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第125章 別れの挨拶

由美は上司の鈴木部長に連絡を取り、夏季休暇を合わせ、一か月の長期休暇をとった。
その間、父の片腕の会社役員にジックリとレクチャーを受けたのだ。

まだ経営者としてはズブの素人であるが、得意のインテリアデザイナーとしてのスキルを活かし、まずは「設計部長」として仕事を始めた。
何とか社員達ともコミュニケーションがとれたと思われた頃、一旦、東京に戻った。

そして、正式に退社することを鈴木部長に報告したのだ。
辞表は受理され、由美は９月中旬で退職することになった。

但し、有給休暇が残っているので実質、数日間、業務の引継ぎを行い、９月の初旬の今日、退職の挨拶をしているという訳だった。