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私んちは淫乱家族ー続編<夏の終わりに>
第3章 お母さんと勇介くん

勇介くんが健二お兄ちゃんに、自慢げに明かした話は絶対に秘密のはずだった。その秘密を、お母さんに知られてしまっている。

バレた以上は隠し立てして、変に誤解されるのは良くないと考えて、すべからく白状することにしたのです。

「おばさま、絶対に秘密にしてくださいね」

「約束するわ。だから安心して話しても大丈夫だわよ。隣のおばさまってさあ、若くて美人で勇介くん好みなのかなあ?」

「あ、あのう、おばさまと同じくらいの年齢かなあ。でも、おばさまほど美人じゃないかも」

「あら、私を持ち上げなくてもいいのよ。私は38歳のおばちゃんだよ。勇介くんてさあ、おばちゃん好みなの?」

「おばちゃんだなんて。あの、あの、太ももが……」

「太ももがどうかしたの? 聞きたいな。お隣のおばさまとのセックスのきっかけが、どんな太ももだったのか? 詳しく話しなさい、勇介くん」

お母さんは、セックスという言葉をあからさまに強調して口にしました。
勇介くんの欲情を高揚させるのが狙いなのです。その証拠に、勇介くんの頬がたちまち紅潮しました。

「ぼく、見ちゃったんです」

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