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第178章 （新章９）

「いいの？これで？」

あどが言うと

「君のことを好きになってしまった。だから、仕方ないっす」

あどは血だらけでうつ伏せになっている妻を見つめ

「今日はいっぱい殺してるね」

闇業者の男は目を細め

「まだ、殺さないと」

「え？」

あどは目を大きくさせ

「まさか、子供？」

闇業者の男は頷く。

血のついたナイフを床に放り

「ナイフは使わないっす。痛くないやり方で」

そして、部屋から出ていった。

あどは床にへたりこみ

「私、何やってんだろ？」

一瞬、子供の叫び声がしてハッとなる。

「う。。。うぅ。。。。」

あどは妻のうめき声を聞き

「い、生きてる。。。」

妻があどの方を見ると

「こ、、子供はやめて。。。。殺さないで。。。」

あどはナイフを拾い

「だ、大丈夫だよ。たぶん。。。。」

そして、妻の喉にナイフを突き刺さすと、「うぷっ」と血を吐き、目を開いたまま動かなくなった。