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第160章 （過去１５）

「どちらに行かれます？」

運転手が後部座席に座ったまりんを見て言うと

ドンッ！！！

「ぶっびっ！！」

銃声の轟音と運転手の断末魔とともに、運転手の頭部が破裂した。

首から上が無くなった運転手は、ずるずるとシートから滑り落ちる。

左の頬に血が流れてる女は、ライフルの先をまりんに向けた。

「やめて」

まりんは悲痛な面持ちで言う。