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第103章 （終章１８）

「「ええっ！？呑みはやめる！？」

電話口で植田の部下が言う。

「悪い。今からやることができた」
　
「「仕事ですか？」」

「ああ」

「「休みでしょ？」」

「刑事は気になることが出てきたら休みなんてすぐ消える」

「「例の事件ですか？」」

「そうだ。あのナースシューズを履いた被害者が働いていた病院を探す」

「「現実的ではないですよ。事件現場近くの病院だけでもかなりの数です」」

「さっき、ある看護師と話をしたが、総合病院にいた可能性が出てきた」
　
「「総合病院なら数としてはかなり少ないですね」」　　

「とりあえずは事件現場からそう離れていない場所にある一番大きな病院からあたってみる」

「「わかりました。また、何かあれば連絡してください」」

「わかった」