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月の姫~夢占(ゆめうら)の花嫁~
第48章 永遠
 が、狭い室内はガランとして、薄暗かった。ふいにミャアと鳴き声がして、タタツと白猫が駆け寄ってくる。



 ヨンは眼を瞠った。


「お前は白鈴だったか」


 ニャンと白猫は返事をするように声を上げた。



 ヨンは大荷物を置くとしゃがみ込み、白猫に人間に対するように話しかけた。
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