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馨の彼女なんてならない!
第5章 言えなかったこと
いいよ、いまだけ肩を貸したあげる。

三玲はそっと馨の胸のなかにおさまった。

トクン…トクン…

2人のおでこが近くなる

吐息までわかる距離まできたけど

互いに反らしてしまった。

瑠璃と別れたばっかだし 都合よすぎか

瑠璃た別れたばっかりだし手が早いかっ…

「5時間目の後、なに話してたの?あいつと」

「あー、佐藤くん? 同じ番組昨日、

みてて盛り上がったの、優しい感じだよね。」

「アイツは誰にでも優しいんだよ。

三玲は簡単に騙されそうだから」

「わかってるよ。」

本当は佐藤が三玲のこと 気になってるのは

耳にしたことがあったんだ。

でも三玲こいつ の隣には譲れない。
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