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第2章 いらない再会

「馨ー久しぶりー！格好よくなっちゃってーー」

「…ありがとう、さすが俺だろ」


「調子のりすぎー 」

「美咲、それ、おばさんくさいセリフ。」

「うるさいわ！」

なんで呼んだの！?避けてたのに…

馨が呼ばれてたのは予想外だった。

ただ素敵なゲストがいるとしか。

いいなーあの頃に戻ったみたい。

体育祭の練習でリレーで派手にこけたこと

ダンスで難しかった振り付け…懐かしい音楽…

こんな会話の流れも懐かしい。

どや顔しながら馨は三玲を見た。

焦って視線をそらす三玲。

「元気にしてた?」

馨！ケンカうってんの?

でもここでは合わせてる方がよさそうね。

「ええ、元気よー。」


「私 結婚して２年経ってんの。

子ども産んでから体型戻らなくて大変だわ。」

美咲は笑いながら話す、

「いいじゃん、結婚って羨ましいよー。

もう付き合って、別れての繰り返しは

精神的にすり減ってくるわー。

周りもどんどん結婚していくしー。」

琉璃はグラスワイン飲みながら髪をさわる。