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俳児と透と女たち
第1章 俳児と透
俺の彼女であるはずの女が知らない男に犯されてる。


にもかかわらず特に怒りも沸かず、むしろ異常な光景に興奮していた。

「イヤッ…違うの!これは……」
透くんは部屋に人が入っても止めなかった…
頭では止めてほしいのに、震える下半身の快感はそう簡単には鎮まらなかった。


「アハハハッ無理でしょめぐみさん、チンコ咥えながらなに言ってんの」

「ごめんね彼氏さん、でもなんかヤレそうだったからさ」


薄手のトレンチコートを掛け、鞄はいつもの位置へ置いた。


怒りの沸かない自分

自分がこんなにも薄情であったかと唖然としながら、身震いするほど興奮してる。


「じゃあ僕はボコられないうちに退散しま~す」


透はこんな場面の身の振り方は、存じているとも言わんばかりにそそくさと口からモノを引き出した。

唾液と先走りが絡み合って、濃厚な糸がおんなの口とチンコを繋ぐ。

「めぐみは口ん中突かれんのが好きだけど横からの方がイイ」


袖を捲りながら目の前に立つ男から、敵意は感じなかった。
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