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乳房星(再リフォーム版)
第150章 ちいさい秋みつけた
溝端屋のダンナたちからキョーハクを受けた時彦は、どないしょーどないしょーと言うておたついた。

温品くんは、あの一件でガッコーからキンシンしていなさいと言われたので外へ出ることができない…

外へ出ることができないから、溝端屋のダンナたちにわびに行くことができない…

温品くんが溝端屋のダンナたちの要求を拒否している…

私は、ナンキンされた状態がつづくので外へ出ることができない…

いつまでこなな状態がつづくのか…

時は流れて…

1989年1月6日の夜であった。

私は、ナンキン先の別荘でテレビをみて過ごした。

テレビの画面には、ボクシング中継が映っていた。

会場は、大阪フェスティバルホールであった。

関西の名門ジムに所属している17歳の超天才チャンプのタイトル防衛戦であった。

超天才チャンプは、勝祝であった。

勝祝は、莉江子の家から家出したあと関西の名門のジムに入門した。

1988年に実戦デビューしてから無敵の14戦全勝でタイトルを総ナメしていた。

しかし、ガッコーは休学中のままであった。

対戦相手は、タイ出身の選手でムエタイ十段を保有している恐力(きょうりょく)ファイターである。

勝祝は、14ラウンド目まで顔がブクブクに腫れた状態で相手に立ち向かった。

最終ラウンドの2分経過した時であった。

勝祝は、より強烈な右フックで相手の顔を殴りつけて倒した。

相手は、勢いよく倒れた。

(カンカンカン…)

勝祝は、テクニカルノックアウトでタイトル防衛戦を勝利でかざった。

ブクブクに腫れた顔の勝祝は、カメラに向かって叫んだ。

「莉江子!!オレはお前を迎えに行くぞ!!オレは、ボクシングで生きて行くぞ!!」

その翌日…

勝祝は、朝6時前に脳挫傷で亡くなった。

勝祝が亡くなった日は、昭和の天皇陛下崩御で昭和が終わった日だった。
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