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イケメンエリートの欠点
第3章 水の中での戯れ
「気のせいならいいんだけど。賢哉、怖い顔で考え込んでたから。どうしちゃったのかなって、ちょっと心配になったの。訊き返そうとしたけど…なんか勇気が出なくて」

玲那の告白に思い当たるものがあり、賢哉ははっとする。

「気を逸らしたらいつも通りの賢哉に戻ってくれるかなって、あんな悪戯しちゃったの」
ーごめんね?

不安定な瞳で見詰められ、賢哉は玲那を抱き締めた。

「少し考え事してただけなんだ。それが怖く見えちゃったかな。なんでもないよ?」

「…何を考えてたの?」

「大した事じゃないよ」

「私には言えない事?」

「まさか。玲那に隠し事なんて何もないよ」

きっぱりと、賢哉は言い切った。
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