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生け贄企業
第1章 生け贄企業

「臨子さん…わしらはもう死にたい…もう十分生きたからいい…」
「義父母さま!!やめてー!!」
「止めるな!!」
佐紀江は、ダイナマイトに火をつけて死のうとしている孫市夫婦に対して冷めた目つきでこう言うた。
「おとーちゃんとおかーちゃんがどんなに言おうとも、決まったことは変えることはできません!!」
「なんだと!!ほんなら死んでやる!!」
「死にたきゃ死になさいよ!!けど、どんなにおとーちゃんとおかーちゃんが抵抗しても、壬生川の家に移り住んでもらいます!!」
ダイナマイトに火をつけて死のうとしている孫市夫婦と壬生川に移り住んでほしいがあまりにかたくなになっている佐紀江がにらみ合っていたので、コウチョク状態におちいった。
危険を察知した臨子は、あらかじめ荷造りしていたボストンバッグと貴重品が入っているハンドバッグを持って、緊急待避をすることにした。
これ以上、家にいたら殺されてしまう…
どこか遠い場所へ逃げよう…
でもその前に…
実家へ帰らなきゃ…
臨子は、必要最小限の物が入っているボストンバッグと貴重品が入っているハンドバッグを持って家出したあと、降りしきる雨の中を足早に逃げていった。
臨子が家出をしたあとも、キンパクした状態はつづいていた。
家出をした臨子は、この日の夜は今治駅の近くにあるホテルで1泊した。
翌日、朝イチの松山行きの特急バスに乗って今治を離れた。
臨子が松山市駅に着いてから1時間半後に、恐ろしい大規模テロ事件が発生した。
「義父母さま!!やめてー!!」
「止めるな!!」
佐紀江は、ダイナマイトに火をつけて死のうとしている孫市夫婦に対して冷めた目つきでこう言うた。
「おとーちゃんとおかーちゃんがどんなに言おうとも、決まったことは変えることはできません!!」
「なんだと!!ほんなら死んでやる!!」
「死にたきゃ死になさいよ!!けど、どんなにおとーちゃんとおかーちゃんが抵抗しても、壬生川の家に移り住んでもらいます!!」
ダイナマイトに火をつけて死のうとしている孫市夫婦と壬生川に移り住んでほしいがあまりにかたくなになっている佐紀江がにらみ合っていたので、コウチョク状態におちいった。
危険を察知した臨子は、あらかじめ荷造りしていたボストンバッグと貴重品が入っているハンドバッグを持って、緊急待避をすることにした。
これ以上、家にいたら殺されてしまう…
どこか遠い場所へ逃げよう…
でもその前に…
実家へ帰らなきゃ…
臨子は、必要最小限の物が入っているボストンバッグと貴重品が入っているハンドバッグを持って家出したあと、降りしきる雨の中を足早に逃げていった。
臨子が家出をしたあとも、キンパクした状態はつづいていた。
家出をした臨子は、この日の夜は今治駅の近くにあるホテルで1泊した。
翌日、朝イチの松山行きの特急バスに乗って今治を離れた。
臨子が松山市駅に着いてから1時間半後に、恐ろしい大規模テロ事件が発生した。

