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向日葵の姫君~王女の結婚~(「寵愛」第三部」)
第63章 対立
 父の鋭い視線が紅順に突き刺さるようだ。恐らく、これが重臣たちが震え上がるという父の表の王としての顔なのだろう。




「あなた(ヨボ)」



 王妃が呼ぼうとし、慌てて言い直した。




「殿下、待って。そんなに矢継ぎ早に問い詰めてしまっては、紅順が困っているわ」
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