作品検索
この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
しおりをはさむ向日葵の姫君～王女の結婚～（「寵愛」第三部」）
第27章 心に走る漣（さざなみ）
セリョンは微笑んだ。
「王妃の器云々の話は私には何とも言えませんが、現在、清と我が国の国力を考えても、我が国が皇帝陛下の御意を拒むことができるとは思えません。父上のお気持ちはありがたいものですけれど、一時の感情で大局を読み違えてはなりません。何が大切かを考えれば、応えは自ずと判ります。国にとって最も優先すべきは民です。殿下はこの国と民の安全を考慮され、皇帝陛下の意思に従うと決断されたのです。私もまた朝鮮の王妃として、殿下のご判断に賛成し、従います」
「王妃の器云々の話は私には何とも言えませんが、現在、清と我が国の国力を考えても、我が国が皇帝陛下の御意を拒むことができるとは思えません。父上のお気持ちはありがたいものですけれど、一時の感情で大局を読み違えてはなりません。何が大切かを考えれば、応えは自ずと判ります。国にとって最も優先すべきは民です。殿下はこの国と民の安全を考慮され、皇帝陛下の意思に従うと決断されたのです。私もまた朝鮮の王妃として、殿下のご判断に賛成し、従います」
姉妹サイトリンク 開く
