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向日葵の姫君~王女の結婚~(「寵愛」第三部」)
第16章 絆
 ウォルソンは涙ながらに懇願した。



―良人が商売に失敗してしまって、纏まった金がどうしても必要なんです。姐さん、昔のよしみで少しだけ用立てて貰えませんかね?




 セリョンから母が用立てた額を聞いて、セリョンはのけぞった。
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