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フリマアプリの恋人
第6章 チャイナローズの躊躇い 〜告白〜

南青山にある宮緒が勧めるブティックは品が良く仕立ての良いなおかつ親しみやすい商品が揃っている店だった。
洋服だけでなく靴もラインナップが充実していたので、全てを揃えなくてはならない澄佳にとってはとてもありがたかった。
値段も驚くほど高い訳ではなかったので、澄佳は気後れせずに買い物することができた。
入店した際に、宮緒はさり気なく告げた。
「私は隣のラウンジにおります。
店員に申し送りしておきますので、会計はご心配なさらずに…。
…それから…」
…そっと声を潜めて囁いた。
「…隣りが婦人下着のショップです。
そちらでもご必要なものをお買い物なさってください」
「…あ…は、はい…」
澄佳の白磁のように白い耳朶が薄桃色に染まった。
「…では、ごゆっくりお買い物をお楽しみください」
控えめだが優雅な身のこなしで、宮緒は店を後にした。
洋服だけでなく靴もラインナップが充実していたので、全てを揃えなくてはならない澄佳にとってはとてもありがたかった。
値段も驚くほど高い訳ではなかったので、澄佳は気後れせずに買い物することができた。
入店した際に、宮緒はさり気なく告げた。
「私は隣のラウンジにおります。
店員に申し送りしておきますので、会計はご心配なさらずに…。
…それから…」
…そっと声を潜めて囁いた。
「…隣りが婦人下着のショップです。
そちらでもご必要なものをお買い物なさってください」
「…あ…は、はい…」
澄佳の白磁のように白い耳朶が薄桃色に染まった。
「…では、ごゆっくりお買い物をお楽しみください」
控えめだが優雅な身のこなしで、宮緒は店を後にした。

