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略奪
第4章 終わらぬ嵐
月に何回かある智也の夜勤の日、いつものように七海は仕事を早々に切り上げ、家に戻った

部屋は薄暗い、まだ寝てるのだろうと七海は思い、部屋に行くと異変に気づく

智也は麻友を連れ込み、麻友は可愛く啼いている

「智也さん― あたし―」

「ん? 言ってごらん」

「赤ちゃん欲しい」

「そうだね、こんなことをたくさんすれば出来るよ」

麻友とは七海が娼婦になった関連会社の社長の娘、地元のお嬢様学校に通う高校

「何をしてるの?」と七海は声を張り上げた

少しは驚いた二人だが、七海を睨み返す

「どして? 智也―」

「若い女の子が良いに決まってるじゃない? ぎゅんぎゅんに締め付けるし」

「ガキは黙ってて」

「お父様とゴルフしてるんでしょ?」

七海は自分にどことなく似ている麻友に戸惑いながら、言い争いは止まらなかった

「だんだん汚い女に見えてきたんだよ」と智也が言い出す

「だから嫌いにならないって約束したじゃない」と七海は言い返したが、智也の目は冷たく感じた
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