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ディープフォレスト
第1章 儀式
泉の水を手にすくい
アキトは
エバーの体を流した。
夕陽が
キラキラと水に反射し
互いの姿は
徐々に曖昧にかわる
黄昏時。
おとなしく
洗われていたエバーが
空を見上げた。
「一番星が出てきたわ。そろそろ帰らないと。夜は危ないわ」
「獣か何かいるのか?」
手を止めたアキトが
訊くと
エバーは
逆に聞き返した。
「けもの?」
「夜行性の動物とか」
「……どーぶつ」
エバーの反応に
何となく
動物はいないのだと察した。
エバーが
急ごしらえで
間に合わせの服を
用意する間に
アキトは
辺りを観察する。
空には鳥がいるし
土には虫がいる。
(……動物だけいないのか)

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