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ディープフォレスト
第1章 儀式
「すぐ戻るから、ちょっと待っててね」
服が台無しになったことも
たいして気に止めず
エバーは
辺りをキョロキョロ
見回しながら
小走りに駆けた。
(どこかにフォレスト様の樹液はないかしら)
エバーたちにとって
木々の樹液は
疲れた時や
風邪をひいた時の
栄養剤である。
(あそこ。……ちょっと高いかな?)
樹液の出ている場所を見つけ
エバーは
短くなった裾を気にした。
(見えちゃうかな。他に誰もいないし……いっか)
元気なイメージの花が
好きなだけあってか
エバーは
おてんばだ。
木登りは
得意である。

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