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ディープフォレスト
第4章 言霊
「リシュはついて来るなよ」
アキトが振り返ると
リシュは
嬉しそうに笑って見せた。
ついて来る気満々だ。
エバーが
リシュに作った服は
早くも引き裂かれ
原形を留めてはいない。
服を着せ
言葉を理解させ
人の暮らしに戻すには
なかなかに
時間がかかりそうだ。
「……オレがやらなきゃ、誰もリシュの世話をしようなんて……」
また迷う。
何が最善か
まるで見えもしない中
自分が
世界に不適合だという
ズレばかり感じてしまう。
エバーが
受け入れてくれた
その間だけ
安らぎに満ちていた。
だが
そんなエバーを
傷付けたのは自分だ。
これ以上
エバーに
甘えることは出来ないし
タァーナやリシュに
代わりを求めるつもりもない。

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