この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
愛おしいキミに極甘な林檎を
第11章 甘い口付けを再び……

いつも会いたいと誘ってくるから断られない自信があった。
『えっ……、話って何?不満があったり、俺が悪いことをしていたら今すぐ言って』
「違います。ここまで頑張ってもらえていて文句はないので心配する必要はありません」
するとソラ先輩は少しの間黙っていた。
『んー……、日中は用事があるから夜に会おうか』
「えっ……」
八ヶ月前までは金曜日の夜から日曜日と遊んでいたから用事があると言われるのは珍しかった。
「仕事ですか……?休日出勤とか?」
『違うよ。他の人と出掛けるんだ』
それを聞いた時、嫌な鼓動がなってきてどんどん不安になってきた。
まさかソラ先輩にも女ができたとか……。
やっと信頼できてきたのに悪い予感が脳裏に浮かぶ。

