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秘花~王太子の秘密と宿命の皇女~
第10章 愛縁

「ごめん、殿下に側室の話をすると崔尚宮に言ったら、きっと止められると思ったんだ」
「とにかく、王妃殿に戻りましょう」
崔尚宮に肩を抱かれるようにして、賢は王妃殿に戻った。居室に入った途端、賢はくずおれるようにその場に座り込んだ。
「崔尚宮、僕は殿下が怖い。僕が幾らいやだと言っても、僕に口づけたり身体中を弄り回したりするんだ。僕は、あんなことはされたくないのに、王妃だから、我慢しなければならないって言うんだよ。僕はなりたくて王妃になったんじゃない! いやだよ、怖い」
「とにかく、王妃殿に戻りましょう」
崔尚宮に肩を抱かれるようにして、賢は王妃殿に戻った。居室に入った途端、賢はくずおれるようにその場に座り込んだ。
「崔尚宮、僕は殿下が怖い。僕が幾らいやだと言っても、僕に口づけたり身体中を弄り回したりするんだ。僕は、あんなことはされたくないのに、王妃だから、我慢しなければならないって言うんだよ。僕はなりたくて王妃になったんじゃない! いやだよ、怖い」

