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秘花~王太子の秘密と宿命の皇女~
第3章 運命の瞬間
 王が笑った。


「そなたは死にたいのか、賢」


「僕の名前を呼ぶな。その罪にまみれた、偽りしか言わない穢れた口で名前を呼ばれたくない」


 王の顔から一切の感情が消えた。



「言っておくが伯父上を殺したのは俺ではない」
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