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第5章 信の恋愛事情

「おいおい」
「何を騒いでるんだ」
「お！！」
「誰だ？その子は？」

料理を手におじさんが聞いてくる

「信の同僚です」

「同僚ねぇ・・・」

谷川先輩姉弟のセリフにどう言っていいのかわからなくて・・・


「あ、あ・・・」
「わ、私は・・・」
「ユキさんに・・・」
「ご飯食べに来ない？って誘われて・・・」

だって本当の事だもん
知ってたらこんなに驚かなかったよ

「お、おれは・・・」
「コイツが・・・」
「こけそうだったから・・・」
「支えただけで・・・」

そうそう
それだけの事よ


「お似合いのカップルですね」

え？
何て言ったの？
え～と・・・
名前なんだったけ・・・
頭がパニッって出てこない

カップル？
カップルって・・・
私達の事？

可愛い美少女の無邪気な言葉に
思わず顔が緩んじゃう


するとそこに居た私達を覗く全員が笑った