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優しいヒトに虐められてます。
第7章 おねだり
「自分はエッチですって認めるなら
今オナニーしてもいいよ」
唐突に彼が言った。

なっ!?
何を……言って……
でも……

「えっ!?」
大津川の驚いたような声。
ハルの手は下半身の下着の内へ
滑り込んでいた。
「あ、ごめん、嘘!
ダメダメ、戻して」
彼は慌てて秘部へ伸びたハルの手を戻した。
「~~ッ!」
何なのこの人っ!!
私のアソコに謝ってよ!

「あはっ、まさかほんとにやるとは
思わなかった。君エッチなんだね」
「大津川さんの……せいです……」
ハルは口を尖らせ顔をそむけた。

「フフ、わかった。
じゃあ、お詫びに……」
「んんっ!!」
彼の指がハルの両乳首を優しくこねた。
指の腹でクリクリと前後左右に倒し
軽く弾く……
ハルの身体に痺れるような快感が走った。

やっと来た……!

――と、思ったのも束の間、彼の手は
すぐにハルの乳首を離れた。
「はい、お詫び」
え……
え…………?
乳首をクリクリされたのは
ほんの1、2秒のことだった。

長い間待ち焦がれていた恋人が
ようやく会ってくれたのに、すぐにまた
姿を消して逃げられてしまったような
そんな悔しい寂しさだった……

「こ、これじゃ…………」
これじゃお詫びにならないよっ!
むしろお仕置きだよ……
生殺しだよ……
見れば、大津川は満面の笑みでハルを見ていた。

この人、絶対私をからかうことに
至福の喜びを感じてる……

一瞬の快感に嬉し涙さえ浮かべていたハルは
そのまま彼を向いて言い放った。
「ドS」
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