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メタモルフォーゼ
第1章 羞恥の作品

「私も……」と利美は一歩を踏み出した。「見てみたいな、そんなに綺麗なものなら」
「やだぁ、ママ」と美咲は笑った。「そんな、ママなんか、見飽きちゃってるでしょ」
「そんなことないよ。実は私、女の子のそこ、見たことないの」
これは事実だった。
え? という感じで、美咲とツレとは顔を見合わせた。
「ママって、ストレート?」
「ストレートじゃないと思うんだけど、経験は、実は男性としかないの」
「女の子とのエッチは……」
「実は一度も……」
「それはもったいないわ」と急に上から目線で美咲が言った。
「うん。もったいない」とツレも同調した。
「ねえ、これからマリナのスタジオに行かない?」
「え? ゲージュツ家の?」
「今晩からニューヨークのはずだから、空いてるはずよ」
「でも、鍵くらい……」
「大丈夫、私、留守を任されてるの。鍵も持ってる。あそこ、色々あるから楽しめるよ~ねえ、ママ、店がはけたら一緒に遊ぼうよ」
脳の芯が痺れそうな興奮に、利美は、
「そ、そうね。そうしようか」と答えるのがやっとだった。
「やだぁ、ママ」と美咲は笑った。「そんな、ママなんか、見飽きちゃってるでしょ」
「そんなことないよ。実は私、女の子のそこ、見たことないの」
これは事実だった。
え? という感じで、美咲とツレとは顔を見合わせた。
「ママって、ストレート?」
「ストレートじゃないと思うんだけど、経験は、実は男性としかないの」
「女の子とのエッチは……」
「実は一度も……」
「それはもったいないわ」と急に上から目線で美咲が言った。
「うん。もったいない」とツレも同調した。
「ねえ、これからマリナのスタジオに行かない?」
「え? ゲージュツ家の?」
「今晩からニューヨークのはずだから、空いてるはずよ」
「でも、鍵くらい……」
「大丈夫、私、留守を任されてるの。鍵も持ってる。あそこ、色々あるから楽しめるよ~ねえ、ママ、店がはけたら一緒に遊ぼうよ」
脳の芯が痺れそうな興奮に、利美は、
「そ、そうね。そうしようか」と答えるのがやっとだった。

