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契約的束縛ー羞恥公開調教
第27章 それぞれの道

「・・私だけというのも癪ですね・・」
えっ?えぇ!?
立ち上がった仁科さんが歩いて来たのは・・・私!?
「に‥‥仁科さん!?」
「私1人というのも目立つようですから、美波も一緒です」
「えぇ―!?」
仁科さんが私の頬に触れて、私の髪と瞳が変わる、銀髪の方へと。
「・・・仁科さん酷いです・・・」
「なんて言いましたか?
ああ、道連れでしたね‥
どうせですから、本郷さんと宮野に慣れて貰いましょう」
「・・そういう目的・・」
本郷さんと宮野さんに、この姿を見せたのは私は2度目で、仁科さんは初めて。
揃って変わっているのに、2人の驚きは少ない?
「美波の銀髪というのも良いな、やはり外人っぽく見える」
「美波は変わってもサラサラヘアーだから、遊びようが無いじゃん」
「・・・問題はそこ?」
「私も同じ事を思いましたよ美波・・・」
本郷さんも宮野さんも、何処か論点がズレているような。
仁科さんも同じ事を思ったのが凄く分かる。
「美波ぃ―
ナデナデは?」
本郷さんと同じように、ベッドの隅に座っていた私に、宮野さんがくっ付いて来た。
見た目がこんなに変わっているのに、宮野さんの態度は変わらない。
ああそうかと思う。
仁科さんが肩の力を抜くと言ったのは、こんな本郷さんや宮野さんだから。
ちゃんと中身を見てくれる2人だから、肩の力を抜いて安心出来る、そう言いたいんだね。

