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《愛撫の先に…②》
第15章 握る小さな手…
『奈々美?泣いてる?あの2人の言う事等気にするな』
結城が奈々美を気にかけ歩きながら手を握りなおす。
『うん…』
彼女は笑う。
見渡すと相沢も高瀬も見あたらない事に安堵する。
『あの男は俺の事を初対面だと正確には3度目ですがもう会う事もないでしょう』
フフッと笑った。
『啓輔さん…普通に払ってもらっていいの?あたしの買い物…』
先ほどの事を言っているのだ。
『2人の赤ちゃんの服なのですから…』
館内出入り口にさしかかり彼は彼女の身体を気づかった。
『赤ちゃんの服だけど…払ってもらって悪くて…』
袋がいっぱいになるほど買ったのは彼女が自分で払うつもりでいたから罪悪感にさいなまれているらしい。
『君も俺も好きなおにぎり屋に寄っていくつかチョイスしますか、ジムは無理でも食べる時間くらいありそうです…これから家族になるのですから夫のカードで買い物というシチュエーションは慣れてもらわなくては……』
5月の初夏、程よい風が2人の髪をなびかせる。
車はゆっくりと駐車場を出て12分後にはおにぎり屋、そしてその3分後にはスイートタイムに戻ってきていた。
相沢と高瀬とのひと悶着がなければ20分早めに帰ってこれたのだろうが休憩時間残り30分。
梅・鮭・明太子・高菜・ツナマヨ・たくあんネギトロ・おかか・いくら等をテーブルに2つずつ並べ烏龍茶と共に遅めの昼。
『払おうとしたら君がきかないから、ご馳走になるよ』
おにぎり屋のレジ前へ先に2000円を置いてドヤ顔の妊婦を思い出しクスッと笑った。
『おあいこだもん…この海苔のにおいとご飯たまんない』
ドヤ顔で笑う奈々美は嬉しそうだ。
『俺が今までみてきたつきあった女性達は男性に出させるのが普通だと思っていた……おにぎりをおごると言う君は本当にピュアだね…だから好きになっていたのかもしれない』
結城は幸せそうにフフッと笑みを向けた。
『助けに来てくれる啓輔さんを目で追っていたのは本当の事…あの頃から好きになっていたのかも…』
奈々美も嬉しそうに結城をみつめた。
30分後歯を磨き身だしなみをととのえ午後の勤務の為に部屋を出る結城を奈々美は目で追った。
ユウキケイスケ名義のカードを出し買い物をする女に嫉妬して泣いたあの時のあたしに教えたい…
あたし結城啓輔さんの子供がお腹にいるのよ…
泣かないで、過去のあたしへ伝えられるなら…
結城が奈々美を気にかけ歩きながら手を握りなおす。
『うん…』
彼女は笑う。
見渡すと相沢も高瀬も見あたらない事に安堵する。
『あの男は俺の事を初対面だと正確には3度目ですがもう会う事もないでしょう』
フフッと笑った。
『啓輔さん…普通に払ってもらっていいの?あたしの買い物…』
先ほどの事を言っているのだ。
『2人の赤ちゃんの服なのですから…』
館内出入り口にさしかかり彼は彼女の身体を気づかった。
『赤ちゃんの服だけど…払ってもらって悪くて…』
袋がいっぱいになるほど買ったのは彼女が自分で払うつもりでいたから罪悪感にさいなまれているらしい。
『君も俺も好きなおにぎり屋に寄っていくつかチョイスしますか、ジムは無理でも食べる時間くらいありそうです…これから家族になるのですから夫のカードで買い物というシチュエーションは慣れてもらわなくては……』
5月の初夏、程よい風が2人の髪をなびかせる。
車はゆっくりと駐車場を出て12分後にはおにぎり屋、そしてその3分後にはスイートタイムに戻ってきていた。
相沢と高瀬とのひと悶着がなければ20分早めに帰ってこれたのだろうが休憩時間残り30分。
梅・鮭・明太子・高菜・ツナマヨ・たくあんネギトロ・おかか・いくら等をテーブルに2つずつ並べ烏龍茶と共に遅めの昼。
『払おうとしたら君がきかないから、ご馳走になるよ』
おにぎり屋のレジ前へ先に2000円を置いてドヤ顔の妊婦を思い出しクスッと笑った。
『おあいこだもん…この海苔のにおいとご飯たまんない』
ドヤ顔で笑う奈々美は嬉しそうだ。
『俺が今までみてきたつきあった女性達は男性に出させるのが普通だと思っていた……おにぎりをおごると言う君は本当にピュアだね…だから好きになっていたのかもしれない』
結城は幸せそうにフフッと笑みを向けた。
『助けに来てくれる啓輔さんを目で追っていたのは本当の事…あの頃から好きになっていたのかも…』
奈々美も嬉しそうに結城をみつめた。
30分後歯を磨き身だしなみをととのえ午後の勤務の為に部屋を出る結城を奈々美は目で追った。
ユウキケイスケ名義のカードを出し買い物をする女に嫉妬して泣いたあの時のあたしに教えたい…
あたし結城啓輔さんの子供がお腹にいるのよ…
泣かないで、過去のあたしへ伝えられるなら…

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