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《愛撫の先に…②》
第10章 結城と奈々美
奈々美を送ってくれたのは不動産の中年男性で理由を聞くと初老おじさんは数年前に定年退職した街のお巡りさんという情報に納得する。

一時は奈々美とたまごホリックのカレカノの痴話喧嘩と思い奈々美にその男と仲直りして事を鎮めろという内容を言ったが、次第にそうではないと勘付き引き剥がしにかかったという。

初老おじさんが一度たまごホリックに忠告したのはただそこをうろつくだけなら忠告だけにしておこうとしていたのだ。

『元お巡りさんだからあの辺りも落ち着くと思うがあの家がある限りは今回みたいな事が起こるかもしれん、あんたもあの白い家に関わらん方がいい、正式に結城さんから解約の申し出もあったし……あんたあの家の関係者かね?』
運転をしながらチラッと彼女をみながら関係者だと気づく。

『解約……?』
奈々美は先ほどの一悶着から後またショックを受け不動産中年男性をみる。

『あんた結城さんの家族かね?確かに家族で住める一軒家じゃがあんた関係者じゃと、わしらの商談を邪魔した男はクズじゃな』
とんだクワセモンに商談を邪魔されたのかとイライラの中年男性はポケットからタバコを取り出すが奈々美をみて諦めた。

車はコンビニに停まり奈々美はお礼を言い降りてトボトボと気持ちうわの空で歩き泣いていた。
30分後にはスイートタイムに着いていて15時そろそろ泊まるお客様が来始める頃結城が忙しくクリスマスの飾り付けをしたのかチェックする後ろ姿。

泣き顔なんて見られたくない…
また何を言われるか…

ハンカチで涙を拭いて何事もなかったかのように階段を三段駆け上がり建物に入り従業員の方に近づいて鍵をもらおうと手を出し受け取ると逃げるかのようにエレベーターへと乗り込む゙。

まだ明るいうちから服を脱ぎバスルームで身体を洗いながらまた泣いていた。

レイプをされた跡は消えたと明記したが昼間揉まれた乳房には5本の指の跡がくっきりと出ていて彼女はそれを何度も何度も洗っては泣く。

コンコンとドアを叩く音がしスーツ姿の結城がそんな彼女をみて眉をひそめる。

程よい温度のシャワーを30分浴びているバスルームは湯気であやふやな輪郭しか見えないが彼女がとっさに両方の乳房を手で隠したのが彼には確認出来ていた。

『様子がおかしかったと………様子をみられた方がいいと同僚が10分だけ時間をくれた……』
結城は彼女を観察する。

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