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まほろばマボロシ~仮初めの結婚~
第27章 切ない光のエトセトラ~cf.2~

「かしこまりました」
そうして買っていた時だ。カランカランと軽いチャイムの音と同時にお客が1人入ってきた。
「お待ちのお客様どうぞ?」
「あ、どうも。」
雅の横にたったのは背の高い男の人だった。
「えっと予約ケーキの受け取り…頼まれたんですけど。」
「はい。お名前は?」
「江本です」
その名前と聞き覚えのある声に雅はふと顔を上げた。
「あれ…あの…」
「……」
無言のままちらりと雅の方を見るその人。
視線が重なった時、同時に声がでた。
『あ…』
そう、そのケーキを受け取りにきたのはwing'sの1人である江本だった。
そうして買っていた時だ。カランカランと軽いチャイムの音と同時にお客が1人入ってきた。
「お待ちのお客様どうぞ?」
「あ、どうも。」
雅の横にたったのは背の高い男の人だった。
「えっと予約ケーキの受け取り…頼まれたんですけど。」
「はい。お名前は?」
「江本です」
その名前と聞き覚えのある声に雅はふと顔を上げた。
「あれ…あの…」
「……」
無言のままちらりと雅の方を見るその人。
視線が重なった時、同時に声がでた。
『あ…』
そう、そのケーキを受け取りにきたのはwing'sの1人である江本だった。

