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蕩けるようなキスをして
第47章 彼氏彼女
でも。
昨日の夜から。
私達は、ただの関係ではなくなった。
他人なんかじゃない。
知り合いでもない。
友達でもない。
今日の私は。
今日の私達は-…。
不意に。
スマホから目を離した陸の視線が、何気に辺りを見回す。
やがて、まだかなり先に佇んでいた華夜子の姿を見付けると、その顔は明らかに華やいだ。
さっきまでの、だるそうな態度は微塵もない。
喜びをその顔いっぱいで表現し、自分の元へ来るのを、今や遅しと待っている。
そんな彼の様子を見ていると、途端に自分が馬鹿らしく思えてくる。
昨日の夜から。
私達は、ただの関係ではなくなった。
他人なんかじゃない。
知り合いでもない。
友達でもない。
今日の私は。
今日の私達は-…。
不意に。
スマホから目を離した陸の視線が、何気に辺りを見回す。
やがて、まだかなり先に佇んでいた華夜子の姿を見付けると、その顔は明らかに華やいだ。
さっきまでの、だるそうな態度は微塵もない。
喜びをその顔いっぱいで表現し、自分の元へ来るのを、今や遅しと待っている。
そんな彼の様子を見ていると、途端に自分が馬鹿らしく思えてくる。

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