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蕩けるようなキスをして
第46章 蕩けるキス
華夜子は大声で訴えるが、陸は聞く耳持たず、露わになりつつある胸元へ容赦なく、舌を這わす。
「あぁっ…」
情けない事に、抵抗など出来ない。
貪るように口付けを落とされれば、休む間など与えられるはずもなく。
いつまでもただ、悶え続けるしかない。
快楽の波に呑まれ、悩ましげな表情で身を捩る彼女の姿は、とてつもなく、美しかった。
もっともっと啼かせてやりたい-華夜子の自由を奪っていた手を離し、代わりのように、陸は彼女の服のボタンを外しにかかる。
心は急き、すぐさま脱がせてやりたいくらいだったが、とりあえずみっつめのボタンを解いたところで、可能な限りに胸元を全開にする。
はだけたそこからは、得も言えぬ色香が溢れてくる。
白く、綺麗な、肌。
匂い立つ彼女の色気が陸を捕らえ、誘ってくる。
露わとなった、身に付けていた下着にも心奪われ、否応にも興奮は最高潮になる。
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