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蕩けるようなキスをして
第6章 好きな女
でも、こっちからなんて。
逡巡する華夜子の耳に届く、声。
「初めて好きな女抱き締めてるってのに、片手なんて格好がつかないよな-」
呟く陸を、華夜子は訝しげに見る。
視線の合った彼が、笑いかけた。
「華夜子、俺に好きな女抱かせてよ。俺に華夜子を両手で抱かせて」
華夜子の両目が大きく開かれる。
好きな、女。
華夜子-私?
驚きに思わず、手の力を緩めてしまった。
連鎖するように、離れる、ふたりの手。
陸は微かに笑い、自由になった自らの左手を見た。
五本の爪跡は見事にくっきり残り、赤くなっていたけれど。
確かに血も滲んでいるようだった、けれど。
少なくとも今のところは、想像よりも遥かに酷くなさそうで、とりあえず、ほっとする。
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