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第41章 ずるい私

天国のあなたも、許してくれる－思うのに。
そして、それは、きっと、事実なのに。
許してくれないはずがない。
新しい恋をしろと言ってくれたあなたが。
あんなにも優しかったあなたが。
私の新たな人生を応援してくれないはずがない－とっても、分かってる。
許してくれないかも－頭を掠めた時もあった。
罪悪感が過った時もあった。
でも。
それは。
あなたを侮辱する行為だった。
私を許さないだなんて。
私が罪びとだなんて。
そんな事を思うひとではなかった。
あなたは、絶対、そんなひとなんかではなかった。
だから私は、あなたに、恋をしたの－…。