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蕩けるようなキスをして
第38章 告白
醜いまでに嫉妬する自分がいた。
どうせ、子供だ。
身体だけ一人前に大きくなっただけの、中身はまだまだのガキだ。
二十歳(はたち)なんてそんなもん-思っていたけれど。
今は堪らなく、もっともっと精神的に成熟した大人だったらどんなに良かっただろう-思わずにはいられない。
だったら、彼女の過去の恋愛に、こんな目くじら立てる事もなく。
彼女が誰に抱かれ、誰と口付けようが、余裕で受け流せたのはずなのに。
そもそも、こんな自分に、彼女に意見出来る権利すらない。
今まで散々、誘われるままに、誰彼構わず、肌を重ねてきたのは誰か。
その方が、よほど、酷い-たったひとりの、愛する誰かと交わす抱擁よりも。
口付けよりも。
彼女は何ひとつ、間違っていない。
彼女は、正しい。
たったひとりの愛する誰かの腕に抱かれたら。
たったひとりの愛する誰かのキスを受けたら。
この上ない幸福に、包まれるに決まってる。
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