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蕩けるようなキスをして
第38章 告白
私は-それでも、言わないといけない。
「…私は。私は、陸と別れたい訳じゃない。別れ話をしようと思って、ここに来たんじゃない。いつまでも陸を待たせているのは悪いって、いつも思っている。一刻も早く陸の気持ちに応えたいって、本当に思ってる。…でも、陸は。陸は、そう思うんじゃないかって。私の話を聞けば、もういいやって、思うんじゃないかって。…だからもし、陸がそういうのなら、私も陸に従おうって、決めてきた-」
だめな、私。
頬を、涙が伝う。
「きちんと自分の気持ちにけじめをつけるから。だからもしも可能なら、あと少しだけ待ってくれる?そう、お願いするつもりだった。ずうずうしくも、そう、頼むつもりだった。…でも、陸を傷付けた。今日はほんとに、陸を滅茶苦茶、傷付けた。そんなにまでして、もうお願いなんか出来ない。私の我儘で、もう陸をこれ以上、振り回せない。…私なんかじゃなく、陸にはもっと相応しいひとがいる。それもきっと、沢山-」
誰もが振り返って、見惚れるようなひとだ。
選び放題なのに。
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