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蕩けるようなキスをして
第38章 告白
それまで黙って陸の話を聞いていた華夜子は、ようやくその口を小さく、開いた。
「連絡なんか-」
-とってない。
-とりようがない。
例えとりたいと思っていたとしても。
例え何回メールを送信したとしても。
例え何十回コール音を鳴らしたとしても。
もう二度と、受信メールはこない。
もう二度と、通話ボタンは押されない-…。
短く呟いただけで。
華夜子は、すぐまた沈黙してしまった。
そんな彼女の返答を、彼が信じたかどうかは正直、微妙だった。
実際。
連絡なんてとりようがないのだから、限りなく事実なのだけれども。
それを信じるか、信じないかは、結局のところ、陸次第だった。
「連絡なんか-」
-とってない。
-とりようがない。
例えとりたいと思っていたとしても。
例え何回メールを送信したとしても。
例え何十回コール音を鳴らしたとしても。
もう二度と、受信メールはこない。
もう二度と、通話ボタンは押されない-…。
短く呟いただけで。
華夜子は、すぐまた沈黙してしまった。
そんな彼女の返答を、彼が信じたかどうかは正直、微妙だった。
実際。
連絡なんてとりようがないのだから、限りなく事実なのだけれども。
それを信じるか、信じないかは、結局のところ、陸次第だった。

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