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蕩けるようなキスをして
第33章 抱擁
陸は、華夜子を攫った。
力強い腕で彼女の身体を奪い。
真逆の優しさで、彼女を抱き締めた。
その心地良さに屈服した華夜子は、やがて睫を伏せ。
彼の背に、初めて両手が回された。
控え目に自らの背中に伸びる、指先。
陸の背部が弾かれたかのように、痙攣する。
その指は暫く行き場を探し彷徨っていたが、やがて落ち着く場所を見付けたようで、動きを止めた。
彼の背中の真ん中よりも、やや下-華夜子の両手は、陸の上着を握り締めた。
陸の胸は喜びに震える。
抱き締めたい-願って、それは叶ったけれど。
でも、まさか、抱き合えるとは思っていなかったから。
言い表せない程の、幸福感に満たされる。
両眼を閉じ、彼女の香りを存分に吸い込む。
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