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蕩けるようなキスをして
第29章 嫉妬
「…!」
「中学生の初デートだって、二時間も前からなんて待たねーよ。彼女が俺との約束をすっぽかしたんじゃない。俺が単に超早く来過ぎて、その時間になってないだけ。だから、彼女がまだ来なくて当たり前。…なんて。あの肉食女子には、とてもじゃないけど、恥ずかしくて説明なんか出来ねーよ。…でも、華夜にならいいや。本当は、かっこいい男の振りくらいしたかったけど。でも、もういい。かっこつけんの、止めた。どうせボロが出るに決まってるし。笑い飛ばしてよ、華夜」
ちょっと触れ合っては、すぐに離れる指と指。
触れたい。
触れていたい。
いいと言って。
言ってくれないと、もっと、触れらない。
笑ってもらっていい。
笑ってくれていい。
だから。
「中学生の初デートだって、二時間も前からなんて待たねーよ。彼女が俺との約束をすっぽかしたんじゃない。俺が単に超早く来過ぎて、その時間になってないだけ。だから、彼女がまだ来なくて当たり前。…なんて。あの肉食女子には、とてもじゃないけど、恥ずかしくて説明なんか出来ねーよ。…でも、華夜にならいいや。本当は、かっこいい男の振りくらいしたかったけど。でも、もういい。かっこつけんの、止めた。どうせボロが出るに決まってるし。笑い飛ばしてよ、華夜」
ちょっと触れ合っては、すぐに離れる指と指。
触れたい。
触れていたい。
いいと言って。
言ってくれないと、もっと、触れらない。
笑ってもらっていい。
笑ってくれていい。
だから。

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